うつ病の代表的な初期症状は、睡眠障害です。これは、「よく眠れない」や「何度も目が覚めてしまう」、「二度寝すると次起きるのが苦痛」などの症状です。このような睡眠障害の症状は、自律神経が不調になっていることで起こります。また、反対に過眠気味になることもあります。過眠の症状は、「何時間も寝てしまう」、「我慢できずにうたたねしてしまう」、「眠気が全然取れない」などです。少し前までは、これらの症状が起こってもただ単によく眠る人で終わっていました。しかし、近年過眠気味も自律神経が乱れていることで起こることが分かったのです。そのため、眠れない不眠症状やずっと眠っていられる過眠症状のどちらかが起こっている場合は、うつ病が発症している可能性が高いとされています。
食欲が全くなくてどんどん痩せていくという時は、うつ病を引き起こしている可能性が高いです。どれほど痩せるのかといえば、1か月で5キロも減るといわれています。人によってはダイエットができたと思って喜ぶかもしれません。しかし、特にダイエットを意識していないのに痩せてきたというのなら、うつ病を疑いましょう。まだ、喜ぶ感情が残っているのなら、症状を改善する取り組みを行なえばうつ病を早く克服できるかもしれません。
睡眠障害や食欲不振の症状以外にも、うつ病の初期症状はまだまだあります。動悸がする・微熱が続く、頭痛が酷い、肩や首がこる、体のあちこちに痛みを感じるなどの症状です。こういった症状は、他の病気の初期症状にもあるので、うつ病ではなく他の病気を疑うかもしれません。ですが、医療機関で受診しても原因がわからないと言われたらうつ病の初期症状の可能性が高いので、専門機関に相談するか、十分に休息をとって心身の疲れを除去できるようにしたほうがいいでしょう。そうすることで、うつ病の症状を早めに改善して克服できるようになります。
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